額装「呼吸の連なり」 -nuu.ne art line-
¥110,000
SOLD OUT
正しくしすぎて、少し疲れていませんか。
この作品は、整った状態で作られたものではありません。
細かく、密度のある模様を刺したい。静かで、おごそかなものを作りたい。
その感覚から始まりました。
模様は三つに分かれています。中央の麻の葉と、両脇の一目刺し。
密度と縮尺がぶつからないように、配置を調整しています。
刺している時間は、ひとつの柄に留まらず、隣へ移り、また戻る。
ただただ手を動かし続ける時間です。
完成するまで、整った感覚はありません。
むしろずっと、「まだ足りない」という感覚の中にいます。
それでも進めていくと、あるところで、全体が静まります。
この作品には、整っていないところから、整っていく過程が、そのまま残っています。
針目は、完全には揃っていません。でも、崩れてもいません。人
が手で刺す限り、どうしても揺れが出ます。
完全に揃ったものは美しいけれど、少し息が詰まる。
この作品にあるのは、揃いきらないことで生まれる、安心です。
見ていると、揃っていなくてもいい、でも崩れてもいない、その両方を、身体が受け取ります。
この布の中には、人が手を動かした時間と、迷いと、整っていく過程が残っています。
以前、私の作品を見た方に「小さい神様がたくさん笑っているみたい」と言われたことがあります。
意図して作ったものではありません。
でも、揃えきらないことと、整え続けたことのあいだに、
そう感じられる余白が生まれたのだと思います。
同じものは、もう作れません。
同じように作ることはできても、同じ過程にはなりません。
この作品は、「整っていく途中」を、そのまま受け取りたい方へ。
When you see it, something returns to center.
⭐︎素材⭐︎
サイズ:約36センチ×36センチ
綿100パーセントの晒し生地、綿糸
⭐️お取り扱いについて⭐️
ふきんとしてお使いの場合、お洗濯の際は、手洗いをおすすめいたします。
※送料無料で5日以内に発送いたします(土日祝を除く)
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